ジグソーパズルU
□標的47
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「すぐに転送システムを破壊してください!おそらく転送システムはあれひとつのはずです!」
『何でわかるの?』
「見ていたので」
戦闘最中でもあたりを見渡し観察していた夜月言う。夜月の言葉を聞いた獄寺は匣をひらく。
「炎が吸収されるんなら新兵器の実弾を使います!!果てろ、赤炎の弾!!」
獄寺の放った弾は転送システムに落ちる。転送システムは民家のない山へ落ちていった。
『…っ』
「う゛ぉおい、大丈夫か?」
力が抜けたようにフラついた凜をスクアーロが支えた。凜はそのままスクアーロに体をあずけた。
『何か…、力抜けちゃった(苦笑』
「…」
スクアーロは無言で凜の頭をぐしゃりと撫でた。凜は嬉しそうに目を細めた。
「みなさーん!!無事に帰ったということは勝ったのですね!!」
「Σ地面から草壁さんー!?」
『恭弥の基地と繋がってるからね』
「あ、そうか」
「とにかく一旦アジトで――」
――ドシュッ
『四方向に別れた…!』
転送システムが爆破する瞬間なかから何かが四方向に散った。彼等のからだに再び緊張がはしる。
『恭弥?』
「ひとつ並中に落ちた。見てくる」
『あたしも「君はそこにいなよ」…!』
「まぁそれが普通の判断だな」
『…?』
ディーノは凜の頭を撫でた。
「敵が狙ってるもんわざわざ自分から持っていく必要もないだろ。な?」
『…恭弥のこと、お願いね。ディーノ兄』
「おう、任せとけ(笑」
そう言ってディーノも雲雀のあとを追いかけていく。だが彼は足を滑らせ長い階段を派手に落ちていく。
『(Σめちゃくちゃ不安なんだけどーッ!!)』
凜は去っていくディーノを見ながら呆れた表情でいた。それを見送ったあとツナ達はユニを連れボンゴレアジトへ。
「ルナ、付き合え。クソボスに報告して救援を頼む」
『うん』
「ではついでに傷の手当ても」
『ありがとう』
(おんぶ)(甘えんなぁ!!自分で歩けェ!!)(私頑張ったもん)(…ちっ)((結局おんぶするんだ…))(スクアーロも凜には甘いのな♪)
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