ジグソーパズルU

□標的47
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「獄寺君たちは?」


『来た』


「よぉし!!出せぇ!!」



スクアーロのアニマル匣に乗ってやって来たスクアーロ、獄寺、雲雀。



「やったんだね!獄寺君」


「オレじゃねーっス」


「?」


「ヒバリのバリネズミのトゲが増殖して足止めしてるんス」


『スク!!急いで!!』


「!」



スクアーロ達を追い掛けてやってきたのは白蘭。彼の執念に驚きつつもひるまない凜はツナ達の前に。



「凜!?何する気!?」


『時間稼ぎ』


「その体でッ!?無茶だよ!!」


『誰かがやらなきゃ――!』


「この気配…」



ツナと凜は感じたことのある気配に動きを止める。同時にクロームのリングが光り始めた。



「誰が相手だろうと僕を止めることはできないよ!」


「クフフフ…それはどうでしょうねえ。僕に限って」


「!!」


「骸様」



凜と白蘭の間に立ちはだかったのは10年後の六道骸。その存在に驚くツナたち。


「骸様の有幻覚」

「クフフ…」


地面から吹き出た火柱が白蘭をとらえる。あまりのすごさに腰を抜かすツナ。


「お久しぶりです、沢田綱吉。そしてルナ」

「怪我…大丈夫なの?」

「綱吉君のいうとおりだよ、骸君」

「!」



火柱に飲み込まれ蓮華に身動きを封じられた白蘭。それでもまだ余裕だと言わんばかりの表情を浮かべていた。



「僕の部下に憑依した君はあの時精神ごと消したはずなんだけどな。少なくともこんな幻覚はもうつくれないほどにね」


「クフフフ…、確かにあなたの策略にはまり密閉された空間に閉じ込められたときはもうダメかと思いましたよ。一人でしたらね」


「あ、そっか。お仲間に外から鍵を開けてもらったんだね」


「あれは僕の仲間というには出来の悪すぎる子供ですが」


『子供……?』


「どちらにせよ、あなたから受けたダメージは大きかったですよ。つい先刻まではこんなこと出来なかったほどにね」































ドドドッ






























無数の火柱が白蘭をおそう。それでも白蘭に攻撃は効いていない。































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