ジグソーパズルU
□標的43
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「で?みなさん揃ってなんでしょうか?主人はボンゴレリングがないのであなた方より修行しなければいけないのですが?(黒)」
「す、すいません…」
『なんか十年経って腹黒くなってない…?』
「う、うん…。オレもそう思う」
ふたりでこそこそ話すツナと凜。すると二人に鋭い視線が突き刺さる。
「何か文句でも?(黒」
『「すいませんでした!!」』
いきおいよく揃って頭を下げるツナと凜。夜月はため息をついたあととりあえずツナ達にお茶を出した。
『で?何のよう?』
「実は――」
ツナ達は先ほどあった出来事について凜に話した。
ツナの話によれば京子たちはツナ達が白蘭や今起こってることを話してくれるまで家事をボイコットするそうだ。
「それでどうしたらいいかわからなくて…。女子とかリボーン達はみんなむこういっちゃうし…、白蘭との戦いまで一週間しかないし…」
『…あたしは京子たちの気持ち、わからないこともないと思うけど』
「え?」
『かといってツナ達の気持ちがわからないわけでもない』
「はあ…」
『ま、好きにしたらいいんじゃない?』
「食事はお任せください。栄養失調にでもなって決戦に支障が出ては困りますので」
「ありがとう、夜月」
「いえ」
こうしてツナ達は食事以外のことは自分たちですることを決めたのだが、皆うまくいかずストレスだけがたまっていった。
(修行がすすまない…)(いやでもすすめてください)(鬼畜だ…)
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