ジグソーパズルU
□標的42
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「ルナーッ!!」
『Σうわぁッ!?』
修練場の扉を開けるなり抱き着いて来たディーノ。その姿は十年前より大人びていて、凜はなんとか転倒せずに受け止めた。
「会いたかったーッ、ルナ!」
『く、くるしい…』
「お、悪いわるい」
そういって離れるとディーノは凜の頭をぐしゃりと撫でた。その行為と表情でどれ程再会を喜んでいるのかわかる。
「あいつらも心配してたぜ」
『ほんとに?(笑』
「ああ」
あいつら、それが誰をさしているのかすぐにわかった凜は嬉しそうに笑みを浮かべた。
『みんな元気?』
「マーモン以外はな」
『そっか…(苦笑』
ノン・トゥリニセッチによりこの時代のアルコバレーノは命を落とした。もちろんマーモンも例外ではなかった。
『で、みんな集まってなにするの?』
凜はいっしゅん別の場所に視線を移したあとツナ達にたずねた。
「今日から修行なんだよ」
「お前もだろ?」
『あたしは夜月に付き合ってもらってなんとか…』
「(Σなんか遠い目になってるけど)」
疲れ果てている凜に心でツッコミを入れたツナ。夜月の修行のきつさを彼女の目は物語っていた。
「んじゃま、分担はじめっか。因みに雲雀恭弥は昨日からオレとの修行をはじめてる」
『恭弥に会ったの?』
「ああ。並中に行ったら見つけた」
『「(相変わらず学校好きだな…)」』
ツナと凜は同じことを考えていた。
「まずは沢田綱吉」
「はい」
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