ジグソーパズルU
□標的41
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「そうですか…、都亜が」
凜は自分の想いを夜月に話した。その隣には雲雀の姿もあった。
『なんで恭弥が…?草壁さん探してたよ』
「…君には関係ないでしょ」
『(なんか怒ってる…?)』
怒っていても話は聞いてくれる雲雀に凜はひとりクスクスと笑った。それを見て雲雀の機嫌がさらに悪くなったことはいうまでもないだろう。
『いろいろ考えてたらね…、都亜のあの笑顔は偽物だったんじゃないかって思えてくるの』
「偽物の笑顔…ですか」
『だから「考えるのをやめにしなよ」?』
「ぐだぐだ考えるからそんな顔になるんだよ」
『Σそんな顔って…』
いまにも怒りそうだった凜の頭を撫でる雲雀。いきなりの行動に凜は驚き言葉を失った。
「君らしくまっすぐ突っ走ればいい。君の信じる人を信じてね」
『あたしの…信じる人…?』
口角が少しずつ上がっていく凜。凜はいきおいよく立ち上がった。
『ありがとう、ふたりとも。あたし修行「そのことですが凜様」?』
「転換炎…、習得してみませんか?」
『転換炎…?』
(恭さん!やっぱり千堂さんのところに)(なに?)(あぶないんでひとりでうろつかんでください)(子供扱いしないでよ)(大変だね草壁さん)
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