ジグソーパズルⅡ
□標的77
6ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
『マーモン、絶対負けないよっ!!あたしが負けさせないっ!!』
「ルナ…っ」
「(止まった…)」
先程まで吹き出ていたマーモンの血が止まった。風は驚いていた。
『あたしが必ずマーモンの呪いを解く。だから大丈夫』
「…ありがとう、ルナ」
その言葉を聞くとマーモンはふっと笑ってお礼を言った。
「(彼女はこれほどにまで…)しかしとどめです。マーモン」
そういって風は飛び上がりけりを。だけどその蹴りがマーモンにあたることはなかった。
「しまった…、私としたことが」
≪風の呪解タイムオーバー≫
「や…、やった!!ざまみろ風!!勝負に負けても代理戦争で勝つのは僕だ!!」
再び勝利を疑った風は血をふきだした。
「風はもう戦う資格を失った!!あとはお前だけだ雲雀恭弥!!ボスウォッチはもらった!!」
「!!」
マーモンの幻術により足を氷漬けにされた雲雀はもう身動きがとれない。
「さあボス!!ボスウォッチを壊して!!」
「ああ、飽きた。死ねカス」
「!!」
『(恭弥…)』
雲雀にも幻術の効果があらわれた。それを見て凜はすこし心配げな表情を浮かべた。
「終わったな」
『どーだろ』
「あ？」
凜は先ほどからずっと戦いをかげでみている人物に目をむけた。その人物が隠れているであろう場所から攻撃が放たれた。
「!?」
入口から出てきた攻撃がザンザスに向かってきた。ザンザスはぎりぎりでそれをよけた。
「誰だ!?邪魔したのは!!」
『ディーノ兄…』
「へへっ、並中の生徒に手ぇだすな」
To Be Continued..