ジグソーパズルU

□標的72
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「ルナ、おかえり。待ってたよ」


『ただいま、どうしたの…?』



マーモンは慌てたように、だけど嬉しそうに凜の下へやってきた。凜はソファに腰かけて訊ねた。



「頼みがあるんだ」


「マーモンの一生の頼みなんだって♪」



マーモンは凜の膝の上に座った。隣ではベルが凜の髪で遊んでいた。



「なんだか保護者みたいね、ルナ」


『保護者はスクでしょ』


「なんでだぁ!?」


『面倒見いいもん♪』


「お前だけで手いっぱいだぁっ!!」


『Σちょっ!痛いっ』



スクアーロは凜の頭を力いっぱい撫でた。凜は嫌がっているが楽しそうだ。



『頼みってアルコバレーノの代理のことでしょ?』


「!なんで知ってるんだい?」


『聞いたの、緑の博士から』


「緑?ヴェルデ?」


『うん』


「なに?ルナはそいつの代理人なったの?」


『まさか。誘われはしたけど断ったよ』



その言葉を聞くとマーモンはほっと安心したように息を吐いた。そんな姿をみて凜はくすっと笑った。



『あたし、マーモンのほんとの姿見てみたいな』


「じゃあ代理になってくれる?」


『もちろん♪任せて(笑』


「恩に切るよ」


「んじゃ、祝いでもしようぜ。ルナの家で」


「賛成だぁ!!」


「るせぇ!!」



ザンザスが近くにあったボトルをスクアーロに投げつけた。そして食事のとき同様、乱闘が始まった。



『これ以上荒らすなぁっ!!』



凜の怒りで家は壊れました。







(破壊したのはお兄ちゃんじゃん!)(何もしてねェ)(発端はお兄ちゃんでしょ)(潰したのはテメェだろ)(修理代は払ってね?)(…チッ)






























こうして騒がしい夜は過ぎていった。






























To Be Continued..
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