ジグソーパズルⅡ
□標的69
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「情けないなデイモン。逃げることがとっておきとは」
「！」
「かすがだがお前が牢獄からここへいっきにやって来た時と同じ炎を感じる。大空や大地の属性にもない復讐者が来るときに放つものと同じ種類の炎をな」
再び異空間をつくりデイモンはこの場所から逃げ出そうとしているのをツナは感じ取っていた。
「その通りですよ。この偉大なる炎には大空や大地をもしのぐ素晴らしい力がある。第８属性の炎にはな」
『第８属性…？』
「Ｄ・スペード。それ以上語ることは許さぬ」
『……』
凜は少し離れたところにいる復讐者に目を向けた。第８属性の炎と復讐者の関係が気になるようだ。
「第８属性の炎には大いなる責任がともなうのだ」
「まぁいいでしょう。今はここから去ることさえできれば」
標的69 永遠のエレナ
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