ジグソーパズルⅡ
□標的69
8ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
「８番目の鍵!?」
「そうだ。Ｄを倒した褒美としてお前たちにジョットとコザァートが誓い合ったその後の過去を伝える」
――２人の過去へ誘え。
―――
――
―
「ねぇボス！マギーもっとお友達ほし～い！」
小さな女の子がコザァートに言った。
「ごめんよマギー。それだけは我慢してくれないか」
コザァートは困ったように笑みを浮かべた。
「なーに、ほとぼりが冷めりゃ外からも入れるようになる。そしたらボンゴレⅠ世がファミリー連れて遊びにくるさ。
なぁコザァート」
「いや…」
「！」
「もうボンゴレとは、ジョットとは一生会うことはないだろう」
「ボス…」
「ジョットもそのつもりさ」
そう語るコザァートは少しさみしそうな表情を浮かべた。
「だがオレ達は信じてるんだ。マギーの子供の子供のそのまた子供、もっとずっと先のことかもしれないが、
オレ達の意志を継ぐ真の後継者が現れて――」
――再び笑い会える日が来ると。
―
――
―――
「帰るよ、凜」
『うん』
――「凜」
『！』
どこからか聞こえた声に凜は振り返った。
――「ありがとう」
声の主が初代雪の守護者だと知り凜はふっと笑みをこぼした。
To Be Continued..