ジグソーパズルU

□標的46
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「あなたはトゥリニセッチを手っ取り早く手に入れるために無理矢理チョイスを開催しトゥリニセッテとルナさんを賞品にした。

私の魂があるかぎりトゥリニセッチの一角をになう大空のアルコバレーノとしてそれは許しません。

すなわちトゥリニセッチ争奪戦は認めません。チョイスは無効とします」



『無効…?』



「ボンゴレリングは渡さなくていいです!!」




ユニの言葉に白蘭は腹を抱えて笑った。白蘭のその意味深な笑いに凜の目がいちだんと鋭さを増した。


『ひとつ聞きたいんだけど』

「何?」


凜はゆっくりとスクアーロと雲雀の前に出る。そして白蘭と会話を交わす。


『何であたしを狙うの?ただ好きな訳じゃないでしょ?』


「…最初に言わなかったかい?君の持つ邪気の炎が僕には必要だって」


『あたしが考えるあんたの能力なら、あたしじゃなくたっていいじゃない』


「「?」」



凜の言葉にいちどうは首を傾げる。ただユニや桔梗たちは驚いた様子で凜に目を向けた。


「君は邪気の炎だけじゃない、殺しのセンスも戦闘センスも…どれをとっても素晴らしい。君は最高の血を引いているんだよ」

『最高の血…?』

「だから世界の創造主になるこの僕に、相応しいって訳さ♪」

『……』


話を聞けばきくほど自分が何者なのかわからなくなる。凜は目だけを隣にいるスクアーロにむける。幼い自分を知るスクアーロなら何かわかると思ったんだろう。


「話を戻すよ。ユニちゃん」


白蘭の視線が再びユニに向けられる。


「ボスのユニちゃんが裏切られたとして、残されたブラックスペルがどうなってもいいのかい?」

「!!」

『あんた…っ』

「まあ彼等はユニちゃんにゾッコンみたいだから煮られようが焼かれようが大喜びかもしれないけどね」

「Σそれって…、人質ってこと!?」

「みんなは…わかってくれます」


本当はこころから泣きたいはずなのに、
仲間を守りたいはずなのに、
彼女は覚悟を決めた目で地に足をつけていた。


『あたしはユニを守るつもり。ツナはどうする?』

「どうするって…」

『ユニの目を見て』

「…!」

『あの目を見てもまだ迷う?』


こうなることをわかっていた覚悟の目にツナはぎゅっと拳をにぎりユニの腕を掴む。


「来るんだ!!オレ達といっしょに!!」

「…!」

『………(フッ』

「みんな!!この子を守ろう!!」


ツナの言葉に皆賛同する。凜は口元を緩めうっすらと笑みを浮かべた。


「ありがとうございます」


ユニの笑みにツナは頬を赤くする。ツナに想いを寄せるハルはプンスカ怒り始める。


「白蘭様、ユニ様とルナを連れ戻すための攻撃許可を」

「…うん」

































To Be Continued..
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