小説庫(ロザリオとバンパイア)

□放課後のキス(月音×モカ)
1ページ/3ページ

キーン…コーン…カーン…コーン…
「は〜い、今日も皆さん、さようならですにゃ〜」
「起立!姿勢!礼!さようなら〜!」
そうして、今日も陽海学園の一日が終わった…

(う〜…今日もいろいろあった〜…胡夢ちゃんには大量のクッキー食わされたし、紫ちゃんには何度もタライ落とされるし、みぞれちゃんには一日中…監視(?)されるし、もう今日は帰って寝よ…)
と心の中で月音が愚痴っていた時、

「「「月音〜(さぁん!)!!!」」」
胡夢、紫、みぞれたちが一斉に机に突っ伏していた月音に飛び掛ってきた

「って、えぇぇぇぇぇぇぇ!!?み、みんな一体…ゴァァァァァァァ!!!!」
月音は三人の女性の重さに耐えかねられず、床に投げ出されてしまった

「痛って…何すんだよみんなぁ…」
と言いながら起き上がったとたん!
「月音〜!」

「胡夢ちゃん!い、いきなり抱きつかないでよ!む、胸が…」
胡夢は月音に抱きつきながら、胸を月音に押し付けながら潤んだ瞳で月音を見つめた

「ねぇ?月音…」
あまりにもセクシィー(笑)すぎて月音は顔が真っ赤になりながら、困惑していた

「は…っは、っはい!なんでしょか!?」

「今日は帰って何するつもり?」

「へ?か、帰って?え〜〜〜っと…疲れたから寝る…かな?」
それを聞いた途端、胡夢の顔が赤くなってきた

「あぁん…もぅ…あまりにも月音を想い続けていたから、お熱になっちゃった…月音、責任とってよぉ〜」
《責任とって》の一言で月音は興奮と困惑でいまにも理性が爆発しそうだった

「だ・か・ら、明日は休みだしぃ〜、月音に看病してもらおうかなぁ〜」

「か、かかかか、かか…看病?」
そういって、胡夢の指先が月音の手を捕らえた

「あぁ…早く寝ないと、お熱直んな〜い、月音と一緒に寝・な・い・と」
そういって、胡夢は頬を赤らめさせながら、月音の手をギュッと掴んだ…

(な…何ィィィィィィィ!!!!!!)

「ね、お願い…」
胡夢の吐息、胸、しぐさすべてが月音を誘惑していた

(も、もうダメだ…)
月音は今にもフリーズしそうだった、そのとき!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ