キミの唄
□01.始動
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『・・・・う〜』
目が覚めれば、目の前には優しい笑顔。
「姫様がお目覚めになりました!」
「藤姫様、こちらにございます」
そっと、布団から抱き上げられた赤子は藤姫と呼ばれる女に抱かれる。
「可愛いぞ、千!」
「ふふ、平吉様ったら」
そこには、温かい空気が流れていた。
少女は時を越えて生まれ変わった。
未来から、過去へと。
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