キミの唄

□00.私
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私の名前は千里千。


平凡な学生だった。






『お母さん、いってきまーす!』



家族も仲が良かった。

友達も恵まれていた。




優しさに包まれて、幸せだった。












「これ、覚えとけよー」


先生の言葉に教科書と黒板、ノートを見比べる。





『伊達、政宗・・・。』







片目を失った彼は、母親に嫌われ命を狙われることになる。


派手な人で何かとそういう話が今にも残っているらしい。




まあ、なんか可哀想な人だ。





ぼんやりと曇った空を見上げた。






 
 

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