キミの唄
□00.私
1ページ/1ページ
私の名前は千里千。
平凡な学生だった。
『お母さん、いってきまーす!』
家族も仲が良かった。
友達も恵まれていた。
優しさに包まれて、幸せだった。
「これ、覚えとけよー」
先生の言葉に教科書と黒板、ノートを見比べる。
『伊達、政宗・・・。』
片目を失った彼は、母親に嫌われ命を狙われることになる。
派手な人で何かとそういう話が今にも残っているらしい。
まあ、なんか可哀想な人だ。
ぼんやりと曇った空を見上げた。
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ