世界の為に、私の為に

□いざ出陣!!
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「ど…どうして地球人が」



「…人質って事アルか?」



「でもさ、人質をとったところで、ピクト星人にメリットは無いよねぇ?」



「彼等は私達地球人をのっぺら化したいだけのはずでは…」



全員が頭を抱えていると、
空から多数の得体の知れないものが1つに固まり、
楕円形の飛行船が降りてきた。



「まさかこれはっ」



「やつらの母船か!?」



楕円形のそれは陸地に着陸すると、何かを運び込むためのエスカレーターの様なものが現れた。



「あ!あれを見るある!」



耀が慌てて指差す方向を見ると、着地したそれに向かって、
多くのピクト星人がひたすら歩いていくのが見えた。



「おい!やつら船の中に入るぞ!」



「きっとこれは回収だね
のっぺら化された地球人を運び出すつもりなのかも…」



「ふざけるな!!」



ルートの怒号が飛ぶ。
そして戦うと意気込み、やつらの母船へと進む。



「待ってくださいルートさん!
闇雲に戦ったところで、全員やられるだけです!」



「しかしっ」



「潜入だ!潜入して、やつらの弱点を探し出すんだ!」



「でもどうやって…」



「それなら良い方法があるよ?」


「「え?」」



そう言ったフェリシアーノを見ると、何故かピクト星人の着ぐるみを着ていた
何でも昨日白旗の材料で作ったそうだ。
…肌触り悪そう。



「あ、皆の分もあるよ」



視線の先には正に彼が着ているのと同じものが…



「「……………」」
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