小説

□日常
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「おい、いい加減起きろ」

そう言いながら、いまだスヤスヤと眠ってるスクアーロの頭を軽く叩く。

「っん…」

小さな唸りをあげたものの、また寝返りをうつばかり

「チッ 」

先程からこの切り返しである

「時間になったら起こせと言ったのはどこのどいつだ」

そろそろ退屈に飽き、たたき起こそうかと腰を上げた時だった





「…ザンザスゥ」






小猫の様な声で呼ばれ、ザンザスはニヤッと口元を緩ませた

「誘ってんのか? カス」

そう言いながらスクアーロの頬を撫でると

「…ん、やめ」

「?」

「やめ、てくれぇ…ボス 机は、 机はマジやばい……痛っ!うぅ〜…」


「……」







バゴッ


「!!?痛ってぇー!!!!」

突然の衝撃でスクアーロは飛び起きた

「おはよう」

「ん? ああ おはようザンザス…って何しやがんだー!!!」

さっさと服に着替えるザンザスを引き止める

「るせーなてめぇは、朝っぱらから」

「お前のせいだろぉが!!!」

「起こせと言ったのはお前だろ」

「限度ってもんがあんだろーが!!」

ベッドの上で頭を押さえているスクアーロに目をやる





ボソッ
「・・・お前が悪い」

「?、なんか言ったか?」

「なんでもねぇ」

「?」

「これからは早く起きることだな」

「??」

END

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