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上地「んじゃさ、お詫びって感じで、今日良いとこつれてくかんな!」
勝手に話を進めていく。
でも、僕はうん、とも言っていない。
返事を聞かず
雄輔は教室からいなくなってしまった。
僕はただその場にぽかんとしていた。
放課後、誰もいなくなった教室で
雄輔を待っていた。
教室は夕日のおかげでオレンジ色。
上地「悪ぃ;待った?;」
教室のドアのところにいる雄輔。
僕は歩み寄り、質問する。
月「大丈夫だけど、良いとこってどこ?」
雄輔は何も言わず、にっと笑って
僕の手を引いて歩き出した。
僕は手を握られてることに恥ずかしく
何も声がでないまま
雄輔につれられて階段をあがっていく。
この先にあるのは・・・
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