西嵐幼稚園保育園3
□優しいお兄さん
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手越先生｢補助便座がよかったんだね〜｣
(うん)
手越先生｢幼稚園のトイレは小さいから補助便座要らないよ？｣
｢ぃゃ｣
手越先生｢職員用のトイレじゃなきゃだめ？｣
｢ぅん｣
村上先生｢そう言ったん？でも、今までトイレは行けてたんやろ？｣
手越先生｢支え無しでも1人で行けるように｣
村上先生｢なるほど｣
手越先生｢届いた夜はとうまもいないし、朝用意したら｣
村上先生｢一理ちゃん。気に入ったんや｣
手越先生｢だから、当分は、補助便座｣
ガラガラ〜
村上先生｢どうしたん？すばる｣
すばる｢一理が泣いてるから連れてきた｣
手越先生｢ありがとう〜偉いね〜｣
すばる｢もう、年長やで。一理のことなら任せとき！｣
村上先生｢頼もしいなぁ｣
手越先生｢ん？一理ちゃん、もう一回言って｣
すばる｢トイレやで！｣
手越先生｢え〜トイレ行ったよね？もうおしっこ？｣
村上先生｢腹痛？｣
手越先生｢一理ちゃん痛いの？｣
｢……｣
手越先生｢黙るってことは痛いの？｣
村上先生｢言うてくれなきゃ先生達分かんないよ〜｣
すばる｢一理大丈夫なん？｣
｢ふぇ｣
手越先生｢痛いね。トイレ行こう｣
すばる｢可愛そうやな｣
村上先生｢すばるは優しいなぁ〜｣
すばるくんの頭をなでる