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□言葉よりも
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甘い懐かしい匂いに、銀時は昔を思い出していた




『晋ちゃ〜ん、愛してる』
『晋ちゃん言うなクソ天パ』
『天パ言うな、まあ‥いいや、それより晋ちゃんは?』
『は?』
『俺のこと愛してる?』
『…』
『照れんなよ言っちゃえ』
『…』
『お〜い無視?』
『…』
『あ〜もう泣いていいですか?』
『‥ふぅ』
溜め息をはいた高杉は銀時に近づく
『高杉?』
すると銀時の頭をガシッと掴み、その後は優しく本当に優しく、おでこにキスを落とした

『…晋ちゃ』
『今更安い言葉なんか俺達の中にいらねーだろ?』
と言うと笑った。

『…』
『まあ、おめぇは言葉を安売りしてるけどな‥って何泣いてんだ!?』
『あっ、いや、晋ちゃんがこんな事してくれるのが嬉しくて‥っ』
『…』
『…‥ねぇ晋ちゃん』
『‥んだよ?』
『…これからは、晋ちゃんからは言葉はいらないし、期待しない…だからさ‥その代わり』





言葉なんて要らないから
何も言わずに、ただキスをして



君がしてくれた
言葉よりも、もっと愛しい愛情表現







やっとアップです。
最初、微裏にしたんですけど、全然微裏じゃないと思うので消しました!
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