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□奪う
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初めて見たときから、もうダメだった
こんなに悔しい思いは始めてだ。
「高杉く〜ん」
名前を呼ばれて、心臓が跳ねたが
全くそんな素振りを見せずに、ゆっくりと顔を上げた
「なんだ…銀八か…」
「何だとは、何だ」
もうソロソロ下校時間だぞ、と呟き、開いている窓を面倒くさそうにしめた。
「…」
綺麗な銀色の髪に見惚れた、
夕焼け空に染まった姿が綺麗だなと思った。
視線を感じたのか、銀八がこちらを見て笑った
「何?恐い顔で睨まないでよ」
「…ムカつく」
高杉はそうゆうと、席を勢いよく立ち上がった。
「うぉっ」
高杉は思いっきり、銀八を引き寄せると耳もとで囁いた
「先生ぇ、あんたきっと俺に落ちるよ」
そうゆうと、ニヤリと笑い、カバンを持って教室を出ていった。
銀八は苦笑いを浮かべながら
「全く、あの色気は本当に高校生かよ」と溜め息をはいた
「…これから楽しくなりそうだ」
自分だけ落ちたなんて恥ずかしいから、あなたも落としてみせる。
…続きそうですね
てか続きます 笑
初3Z銀高