メイン

□奪う
1ページ/1ページ



初めて見たときから、もうダメだった

こんなに悔しい思いは始めてだ。




「高杉く〜ん」

名前を呼ばれて、心臓が跳ねたが
全くそんな素振りを見せずに、ゆっくりと顔を上げた


「なんだ…銀八か…」

「何だとは、何だ」

もうソロソロ下校時間だぞ、と呟き、開いている窓を面倒くさそうにしめた。

「…」

綺麗な銀色の髪に見惚れた、
夕焼け空に染まった姿が綺麗だなと思った。

視線を感じたのか、銀八がこちらを見て笑った

「何?恐い顔で睨まないでよ」

「…ムカつく」
高杉はそうゆうと、席を勢いよく立ち上がった。
「うぉっ」

高杉は思いっきり、銀八を引き寄せると耳もとで囁いた

「先生ぇ、あんたきっと俺に落ちるよ」
そうゆうと、ニヤリと笑い、カバンを持って教室を出ていった。



銀八は苦笑いを浮かべながら

「全く、あの色気は本当に高校生かよ」と溜め息をはいた


「…これから楽しくなりそうだ」







自分だけ落ちたなんて恥ずかしいから、あなたも落としてみせる。









…続きそうですね
てか続きます 笑
初3Z銀高

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ