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□花言葉
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「辰馬は〜この花だな!アジサイ」
「アジサイは…浮気‥だそうだ!ピッタリだな」
「どうゆう意味ぜよ〜それならヅラは‥これじゃ!金魚草!」
「ははっ、出しゃばり屋か!ピッタリじゃねぇか、ヅラぁ」「ヅラじゃない桂だ!じゃあ高杉、お前は‥デンドロビウムだ!」「いきなり洋モノかよ‥」
「デンドロビウム‥ワガママな美人!!ピッタリぜよ〜」
「ははは、どうだ高杉!」
「…どう反応していいかわかんねぇ」

「な〜に、やってんだよ、おめぇらは」
一際賑やかな室内の襖を少し開け、そこにいる3人を見下ろした。

「お〜金時!丁度いいときに来よったぁ」
「銀時な、何だその本は?」

高杉が持ってる、少しだけ古びた本を指差した

「さっき、高杉が裏の倉庫で見つけたのだ!いろんな花言葉が載っていて、なかなか面白いぞ」
「花言葉って…いい大人3人が何やってんだ」
「…糖分…天パは載ってねぇな〜わりぃな銀時」
「いやいや、全然期待してなかったから!てかあるわけねぇよ!!もしあったらその花に同情するわ!!」

「ははは、銀時は花より団子じゃき〜」
「ちょっとはこうゆう本も読んでみればどうだ、なかなか興味深い本だしな」

そう言うと銀時に本を渡し


銀時は本を片手に自室へ戻った
(あ〜今日こそは高杉に告白をしようと、気合いをいれて行ったのに、全部パーじゃねぇかあぁ〜!!)

村塾のころから、高杉を思っていた銀時だが、いつも告白しようとすると邪魔が入るのだ


(でも2人きりになったとしても何て言えばいいのかわかんねぇんだよな〜)

悶々としながら銀時は先ほどの本をペラペラ捲っていた

するとあるページに目が止まった

(これは…)


「これだぁ!!」


翌日戦の後

「あれ?銀時は?」
高杉はキョロキョロ周りを見渡した

「銀時なら、寄るところがあると言っていたぞ」

「へー元気なやつだなぁ」

夜、暗くなる前に何とか基地へと戻った銀時は手にあるものを持ち、高杉の部屋へと向かった。

「高杉?開けるぜ」
襖を開けると、窓際に腰を掛けていた高杉は顔だけをこっちへ向けた。
どうやら酒を飲んでたみたいだ。

「おめぇ、返事する前に開けんな「高杉!!」
高杉の言葉を遮り、目前に手に持っているものを出した

「これお前にやる!今日は誕生日だろ?色んな意味を込めて受け取ってくれ!」
目の前にあるのは太陽のように大きく、黄色い一輪の花

「向日葵か…」
高杉は少し驚いたが優しく笑い

「ありがとー」
と言った

それを見て銀時は、抱きしめたい初動に駆られたが、ぐっと我慢をし

「いや、今日はさすがに疲れたから、もう寝るわ!おやすみ」

足早に銀時は部屋に戻っていった

(遠回しすぎかも…わかんねぇよな〜あんなんじゃ!あ〜でもあれが今の精一杯なんだよなあぁ〜





それから、ちょうど2ヶ月後

あれから、勿論高杉との進展はない

(そりゃあ、そうだよな〜おい、ハァ〜高杉にどんなに教養があったとしても花言葉を知ってるわけなんて…ん?)

銀時が自室の前に戻ると、襖が少し開いていた

(閉めたと思ったんだけどな)

部屋に入ると畳の上に何かが落ちているのが、目についた

(白薔薇?…!もしかして)

茎のところに紙が結んであり、それを慌ててはずし、広げた。

それを見たとたん思わず吹き出してしまった。

(アイツらしいなぁ〜)
銀時は満面の笑みで畳へとねっころがった。





向日葵の花言葉
「私はあなただけを見つめています」


薔薇の花言葉
「愛、告白」



「私はあなたにふさわしい」






一回未完成でアップしました
再度アップです

花言葉は沢山あるみたいですが、その一部です!

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