戦国BSR

□monochrome
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色で例えるならば、あの方は白だ。

十人に聞けば、九人は「蒼」と答えるだろう。

それでも私は白だと思う。
目映くて清らかな、白そのものだ。




対する私は黒だろう。

たった一滴で、白を穢してしまう不純なもの。

それでも私は黒でいい。
ひっそりと影のようにあの方をお支えしたいから。
日陰でもいい、目立たなくてもいい。


たった一人、この方だと決めた私の守るべき人だから。



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