過去拍手

□銀時 VS 晋助
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「アタシね、晋助のお嫁さんになるの!」





その一言で俺の繊細なハートが崩れ落ちた。

ってか何であいつ?
よりにもよって、何であいつ?
あんな祭りバカより、銀さんの方が数倍……いや、数億倍カッコイーでしょうがァ!!

教えてくれ、my sweet……





「何やってんの、銀さん」

「グスッ……今はそっとしといてくれー」





目の前に座った美人が苦笑する。
こいつにゃ俺の気持ちは分からねェ……

あれは衝撃的だったよ、ホント。
ばったり出くわしたあいつに、俺のsweetが走り寄って抱き付いちゃってさ。

嬉しそうに笑顔を見せて、頬を染めちゃったりして?





「晋助大好きっ!!」





なんて言っちゃってたしィィーーーー!!

あいつもあいつで、





「ククッ、俺も好きだぜ」





なんて。

ああ、どうすればいんだ、俺は……
せめて、1万歩譲ってヅラにして欲しかった。





「あのさァ、あんたキモいよ」





美人のくせに毒吐く奴だな、この女は、ったく……





「いつかは離れていっちゃうの。今はそういう時期なの」





時期って何?
そういう時期があってたまるか!!

俺は、俺は……





「いつまでも娘の一番でいたいんですぅーーー!!」

「親バカね、銀さんも」

「パパのお嫁さんになるって言われ続けたかったんですぅーー!!
 それが、どうよ、何?高杉のお嫁さんって?
 高杉違いかと思ったけど、そうでもなかったんだってばよ(by NARUTO)
 あいつ絶対変な趣味あるって!!
 そんな奴のところになんてやれるかってんだ!!
 てか、可笑しいよ。マジ可笑しいって!
 いくつ歳離れてると思ってんのォ?
 ロリコンか?あいつの仲間にそういう奴いたよな??いただろ?
 このままじゃ、俺の大事な……ゴフッ!!」

「パパ、うるしゃい!!」





襖の向こうから投げられるジャンプ。
投げたのは最愛の娘(5歳)。
ヘコむ坂田銀時(年齢不詳)。
笑うしかない坂田銀時の妻(年齢不詳)。


お父さんはいつだって娘が一番なんだよっ!!
でも娘は結局お父さんより好きな人を取るんデスカぁーー!!
そんな娘に育てた覚えはありません!





でも……いつかは他の男に取られたとしても、
「お父さんが一番だよ♪」
って言われ続けられる親父でいたいと思いまっす!(アレ、作文?)





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