強欲な願い
□第9話 助っ人登場。
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『何故、私も必要なんだ?
とりあえずダリウス達は早く逃げ…ろ?』
私が振り向くとダリウス達はすでに木の影に身を潜めていた。
『早いな…貴方達は…』
私は、少し呆れながら二人に言った。
「「俺達の野性のカンが、「アレと闘うな」と、言ってる!」」
『お前らは大丈夫なのか!?』
ダリウスが、私達にそう言った。
『大丈夫だ、あいつらオレとアルが必要だから殺せない。
だが、なんで…佳奈も必要なんだ?』
そう言って私を見る。
『そんな事私に聞くな!!私にもわからないのだから…!!
まぁ、そのおかげであいつは本気をだせないが、私達は本気を出せる…貴様は、ここで倒させてもらう!!』
そう言って私達は構える。
『そうです…殺しはしません。手足の二・三本は、ちぎれるかもしれませんがね。』
鎧が、そう言った途端!!
影が攻撃して来た。
『くっ…!!』
『うおっ―っとっと!』
私達は、なんとか影の攻撃を避ける。
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