強欲な願い
□第１９話 罪は・記憶は…
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(佳奈視点)
その頃、佳奈はと言うと…｡
『…んっ…はっ!?あれっ…ここは私の部屋!!??』
気がつくと私は自分の部屋のベットで寝ていた｡
『あれ…何か色んな出来事があった気がする…｡
でも、何だっけ？思い出せない…とても大事な事を忘れてる気がする…』
｢目が覚めたようね？｣
そう言って母さんが部屋に入って来た｡
『母さん…あのね私、何か大事な事を忘れてる気がするんだけど…｡
それが何だか分からないの…』
すると母さんは一瞬顔を曇らせ、すぐにいつもの笑顔にもどる｡
｢何もないわよ、そう言えば…さっき幼なじみのリュウ君が心配して来たわよ｡
[アルティナは大丈夫ですか〜]って｡
リュウ君の家に行ってみたら？｣
『リュウが？うん、分かった…行ってみる』
確かリュウの家は私の隣に住んでるはずだよね？
…ん？何で疑問形になってるんだろ？
いつも家に遊びに行ってるから家を忘れる訳ないのに…｡
『………まっいいか♪』
私は気にせずリュウの家に向かった｡
細かい事なんか気にしてる時間が、もったいないからね♪
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