07/24の日記

18:03
創作メモ
---------------
ここには思い付いたネタやら中途半端なSSを書いてゆこうかとおもいます(人・∀・)



投下っ!

真咲SSだ

「おじゃまします…」

「……いや、そー堅くなるなって」

ベッドに腰掛けるなり呆れた顔をする真咲先輩

だって…

今日は初めてのお泊まりの日

なのに隣りに来いとか、ましてやその隣りが ベッドの上なんて…

案の定ガチガチになる私

するとはぁ…と深い溜め息を吐く真咲先輩

「あのな…」

「は、はいっ…」

「………」

声をかけられただけでビクつく私に更に溜め息 を吐く真咲先輩

「………」

「………」

…あ、あれ?

いきなり静まり返る先輩

不思議に思いチラッと様子を伺ってみる

…あっ!

片膝に肘をつきながら私をじーっと見ている

み…見てる…

途端に恥かしさからか顔がカアッと熱くなって 目がジワッと潤んできた

ど…どうしよ…

今にも泣きそうになった途端に真咲先輩が目を ゆっくりと反らしてまた溜め息をついた

「…怖いか?」

うっ…

正直今からの事考えると怖いけどそんな失礼な 事言えないしプルプルと首を振る私

そんな私を横目でチラッと見てくる先輩

ひうっ

今度はビクつかなかったものの思わず唇を噛み 締める

「…怖がってるだろが」

「な、ないですっ」

「………」

あくまでも強がる私

すると私を真顔で見据えたままゆっくりとこっ ちに体を向ける先輩

そのままゆっくりと近付いてくる

せ…先輩…

顔が近いと思った時にはすでにベッドに押し倒 されていた

*

「せん…ぱい…」

「………」

私をじーっと見下ろしたまま微動打にしない先 輩

こ…怖い…

たまらず我慢してた涙が目尻をツっと伝った

するとさっきと同じ質問をしてくる先輩

「…怖いか?」

物凄く怖いけど泣きながらプルプルと首を振る

すると私をじーっと見つめだす先輩

思わずぎゅっと目をつぶる

く…くる…ッ

「…あーあ」

…あれ?

予想外にも溜め息混じりになんとも情けない声 をだす先輩

思わずつぶっていた目をうっすら開ける

あっ…

そこにはさっきまでの真顔の怖い顔をした先輩 ではなくいつもの様にやれやれとした顔の先輩 がいた

「あー無理っ…無理だなーこりゃ」

そう言いながら私の上から退き始める

「こーんな怖がってる奴に手出せねぇや」

なんだか突然の事でよくわからないけど私もム クリと起き上がってみた

私が起き上がると同時にテレビをパチッとつけ る先輩

「今日はやめ」

そう言ってベッドから床に降りる先輩

…やめ?

ベッドに座ったままポケっとする私

すると先輩が私に振り向いてニッコリと笑った

「今日はもう何にもしない!だから安心しろ なっ?」

いつもの様に私に笑顔を向ける先輩

先輩…

「その代わり眠くなるまで食っちゃべってよー ぜ?」

そう言って二カッと意地悪そうに笑う先輩

先輩…

「お、コレ面白いんだぜー」

モノマネかなんかの番組を選択して部屋の空気 を変えてくれようとする先輩

優しいなあ…

こんな子供の私に合わせてくれる先輩

先輩は大人だからもっと進めるのにあえて私の 歩幅に合わせて歩いてくれる

優しくてかっこよくて面白くて…言い出したら切 りがないくらい先輩は私にとって勿体ないくら いの彼氏

なのに…

なんで私は先輩を受け入れる事が出来ないんだ ろう

先輩の後ろ姿をベッドの上から見つめながら自 分に自問自答する

今日だってちゃんと覚悟して来た筈だった

今日どころか今まで何度か覚悟した事があった

でも今日も含め私は出来なかった

いざその場になるとどうしても空気感や先輩の いつもと違う雰囲気に心と体が強張ってしまい 怖くなって泣いてしまう

はあ…

折角先輩が部屋の空気を変えてくれたって言う のに未練がましくウジウジ悩む私

するとそんな私の態度に気付いたのか先輩がク ルッと振り向いた

「そこウジウジしなーい」

拗ねた様な顔で私を見る先輩

「…はい」

「ったく、そんなとこ座ってるから余計な事考 えちまうんだ」

隣りに来いと先輩の隣りの床をポンポン叩く

言われた通りにベッドから降りて先輩の隣りに 腰を降ろす

「お前せっかく今めちゃくちゃキムタクに似て る奴出てたのに見てなかっただろ」

え!

「見逃しました…」

「あーあ勿体ねー」

そう言ってケラケラ笑う先輩

あ…

なんだか先輩の笑顔を見たらふっと心が軽くなった








はいぶつぎり~o(・∀・)o


…こんな感じで書いてきマウス

次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ