Novels 1

□bambino
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雲雀がキャバッローネ邸を訪れたのは、予定しての事ではない。
いつもそうだった。

ふと時間が出来たり、移動の方向が同じだったり、何となくそんな気分だったり、ふと金色の髪の毛を見たくなったり。
その時々で理由は変わるが、概して突然思い立って訪問するのが雲雀流だ。

だから、今回もそうだった。
先方の都合も予定も気にしないし確認も取らない。

だから会えた。





昔の彼に。
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