すとーりー
□6月21日
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その頃 居間付近では
「ここから先 立入禁止。」
「Σ何処から出て来ました!? というかなんで廊下に燈籠敷き詰めてるんですか!?
あの 僕晩御飯の用意を・・・!」
「大丈夫だから」
「・・・・・・・・はい?υ」
[という事で 台所の隣の部屋]
「飾り付け済んだわよー」
「生け花デカすぎやせんか?」
「いーんじゃねーの? 盆栽好きだしよ」
「うーん どうだろ?υ」
屋根裏伝って来たお姉様と 庭から入って来た犬耳青年交えた4人が 何やらごそごそ・・・
「こんなもんでしょ」
その言葉に 二人が犬耳青年を見る
「よっしゃ!」
すう と息を吸い込むと
ワオオオオーン!
「遠吠え・・・ですね?」
燈籠と格闘していた法衣の青年が顔を上げる
「あ、合図だ」
よいせ とみつあみの青年が燈籠を持ち上げる
そのまま横へ動くと
「ほい、通ってよし」
「はい?」
何がなんだか解らず とりあえず残りの燈籠は後で片付けようと通過。
――― 足止めまでさせて あの子達は一体何をしてるんでしょう?
そう思うと 普段の彼らを知っているだけに途端に不安になった
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