人名事典
【あ】 4件
【葵 (あおい)】
①《ア》フユアオイ・タチアオイ・ゼニアオイなど、大形の花をつけるアオイ科の草本の俗称。現代の俳諧では特にタチアオイをいうことが多い。夏の季語。
《イ》フアバアオイのこと。
②襲(かさね)の色目(いろめ)。表は薄青、裏は薄紫。
③紋所の名。賀茂社の神紋の加茂葵に由来し、種々変形。
④源氏物語の巻名。→葵上(あおいのうえ)
【茜 (あかね)】
①アカネ科の蔓性多年草。山野に自生し、根は橙色。茎は四角く中空でとげがある。各節に四葉を輪生し、秋、白色の小花をつける。根から染料を採った。生薬名を茜根(せんこん)といい、通経薬・止血薬。茜草。秋の季語。
②セイヨウアカネの根から採った赤い染料。アリザリンを含む。茜根。
③茜色の略。
【梓 (あずさ)】
①《ア》キササゲの別称。
《イ》ヨグソミネバリの別称。弓の材に用いたという。
②巫女が神霊を呼び寄せるのに用いる梓弓。また、そのわざ、その巫女。
③(中国では古く梓の材を用いたのでいう)版木。
【厚司 (あつし)】
他に「厚子」とも書く。
①(アイヌ語)オヒョウの樹皮から採った糸で織った織物。またそれで作ったアイヌの上衣。
②大阪地方で産出する厚くて丈夫な平地の木綿織物。紺無地か大名縞で、仕事着･はんてん･前掛けなどに用いられた。
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