NOVEL

□手探りの恋B
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あれから━━…

レイヴンとユーリが、晴れて恋人同士となってからしばしの時が経過した

パーティ内には微笑ましい光景が多く見られる
・・・しかし、本当に微笑ましいのだ
何度か同室にも居れてる


「おっさん今日また一緒の部屋だよろしくなー」


そして今日もまた同室に仕立てた



「おっさん狼さんになっちゃうかもぉ」



なんて言っているくせに未だ手を出した気配は毛ほども感じられない。

本人達は気にしてないように思えるが、2人共いい大人だ
意識しないわけがない。


━…我々に気を使っているのだろうか?


いやそれは考えにくい。
あの2人のことだ
いざとなればそれくらい大人の振る舞いというものをみせるだろう

ではなぜ?

というように仲間達が心配をしてしまうほど、2人は清いお付き合いをしてみせる。

あのレイヴンが手を出さないのが不思議でたまらない


一応それには訳があるようで…






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