日和
□貴方と僕と
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芭蕉「曽良君、曽良君！」
曽良「何ですか、騒がしい」
芭蕉「今日はあの宿に泊まらない？」
曽良「ふざけてんですか芭蕉さん。
旅費を削ってるのは芭蕉さん自身なんですよ？」
芭蕉「これからはおやつ我慢するから〜っ」
曽良「では、僕はあの宿に。芭蕉さんは野宿でどうですか？」
芭蕉「Σ駄目だよ、何言ってるの！
結局私だけ野宿だよそれ！」
曽良「……ちっ」
芭蕉「ヒヒィン、弟子が酷すぎるよ〜！
助けてマーフィー君！」
曽良「まだ持ってたんですか。その汚いぬいぐるみ」
芭蕉「ひ、酷い！
私の友達を侮辱したなぁ！いくら曽良でも許さないぞっ」
曽良「勝手にして下さい」
芭蕉さんは旅をしている時、あのぬいぐるみを抱き締めている。
辛い時はぬいぐるみに語りかけ、嬉しい時はぬいぐるみに頬をすりよせ喜ぶ。
曽良(…不愉快だ)