紅月日和(連載)

□プロローグ-出会い-
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それは何処にでもいる普通の学生の物語。







人と違う所は


褐色の肌、生まれつきの金髪、赤い目……。










その外見だけだった。




だが、世間はそれを忌み嫌った。



気持ちが悪い、調子にのっている………。











彼は絶望し、戸惑った。










自分の居場所が無くなっていく。


暗い。



寒い。









辛い。












自分を責めた。





自分の肌を、髪を、目を。




そして何も出来ずにただ生きているだけの自分も責めた。
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