ボカロ
□初音ミク奮闘記
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「おっはよ〜!ルカ姉、起きて起きてっ」
朝。ルカ姉を起こしに部屋に駆け込む。
「う〜〜…ん?」
ルカ姉の寝ぼけ顔は可愛いし、色っぽい。
あぁ、この顔を拝む特権を持つのは、低血圧のルカ姉を毎朝起こしに行く私だけ!
「ルカ姉、起きる時間だよ!」
「あっ…うん。分かった」
フラリと立ち上がるや否やルカ姉は
ゴンッッ
と、盛大に柱に頭をぶつけた。
「ちょ、ルカ姉っ!」
「……痛い」
「大丈夫!?コブとか出来てないっ!?」
「…大丈夫。お陰で目が覚めた」
クールなのに何処かぬけている。
そんな所がまた可愛いんだルカ姉は。
「あ、おはよう、ルカ!」
リビングに行くとカイト兄が目玉焼きを焼いていた。
「あ、レン!それ食べないなら貰うよ!」
「あ!ちょ、駄目だって!」
リンとレンは一足早く朝御飯を食べているみたい。
「…あれ?メイコ姉は?」
「あぁ、メイコなら朝早く出掛けたよ。弱音さんと買い物だって」