小説
□幸せって何？
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アメリカから日本へきて、雷門中のサッカー部に入部してからどれくらい経っただろう？
時刻は深夜の１時を上回っている。
キャラバンの中ではみんなが気持ちよさそうに寝ている。
俺はというと、いつもは大した気にならない壁山のいびきが気になって寝れなくてキャラバンの上にきている。
(よく円堂が寝れないときここ来るって言ってたよな…)
そんなことを考えながら。
空にはキラキラと輝く星たちがキャラバンを照らしている。
｢きれいだなあ…｣
｢だよな！｣
｢わっ！土門！いたのか！｣
俺の隣に座っていた土門に気付き驚いて大きな声を出した。
｢おいおい気付いてなかったのかよ…｣
｢ごめんごめんっ｣
｢ま、だろうと思ったけどよ｣
そう言って土門は笑った。