小説
□屋上愛
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カオスとの試合で、アフロディはケガをしてしまった。
もちろん俺は雷門中サッカー部のキャプテンだし、
アフロディに……片想い中だし。
当然のようにお見舞いにいった。
「アフロディ!」
「あ、円堂くん」
綺麗な長い髪を風になびかせながら俺に微笑むアフロディ。
「大丈夫か?」
「こんなケガどってことないよ」
「そっか」
「「……………。」」
空を眺めるアフロディを見ながら俺は固まった。
本当に男なのかこいつ?
可愛い…てか綺麗…だし。
って男の俺が男のアフロディに言うのも変だけど!
でも、、
好きだなあ…
シーンと静まった屋上。
…告白…しようかな…
今、チャンスだよな?
うーん…
なんて考えていたら、
「どうしたの円堂くん?そんな険しい顔しちゃって」
アフロディは俺を見てクスッと笑った。
「べっ別に…」
「そう?」
「うん」
少し心配そうな笑みを見せるアフロディに俺は笑顔を見せた。
でもこんなのはつくり笑顔で………