「Line」
□街の名物ｽｲｰﾂ屋さん！
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ふーーっと一息。掃除用具の長ホウキに顎を乗せて一休み
先ほど山本を送り出し、一時間ほど、つまり７時半くらいだ
開店をしつつ、掃除していたのだが…案の定、お客様は来ない
少なくとも、ボンゴレの皆様（一部だけど）は今頃飲み明かしてるだろうから来ないだろうし
そういえばスケジュール確認していないなと、手帳を見た
〝１月〟と日本語で書かれたページをめくる
一年中、一週間前後ほど帰る日本で毎年、買うものだ
「あっ、そうでした今日は…」
今日の日付に赤丸がされ、小さく書かれていた。『街に出る日！』と
こうしちゃいられない、とホウキを定位置に置くと調理場まで小走りする
街に出るのは準備がいるのだ
町外れにポツンとある喫茶店なので、少し出張していく
南に行けば港町。北に行けば日本で言う地方都会のような風景の街
前者は古い町並みが目立ち、個人経営の店においてもらったりしているが
後者は路上経営だったりスーパーマーケットのような所か直接売り込み
東と西の方は道すがら寄る小さな町が連なっている
今回は南側に行こう、と決めつつ準備を始めたのだった
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