小説(表)
□バレンタイン♪ヒバツナ編
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ー2月14日はバレンタインー
好きな人にチョコをあげたり…友達にあげたり…とりあえず殆どの人が盛り上がっている。
オレもその一人なんだけどー
バレンタインに恋して☆
「はぁー………。」
オレは沢田綱吉。皆にツナって呼ばれてる。時々ダメツナもあるけどね…
そのオレがなんでため息をついているのかと言うと…
ずばりッ!!チョコがないッ!!
あっ…別にチョコが貰えない訳ではない。ちゃんと京子ちゃんやハル、母さんやビヤンキーやイーピンにも頂いた。そういう「無い」ではないのだ…。
オッ…オレの恋人の雲雀さんのチョコが無い…というか食べられた。ーーー
三時間前ー。
「10代目ッ!!それ、貰ったチョコですか?」
「ごっ…獄寺君…。いっ…いや〜これは貰ったというより…あげる…?的なチョコ;」
バッッ!!!
「ヒッ!!!どっどうしたの?山本も獄寺君もそんな凄い形相で…;」
「ツナ…誰にやるんだ?そのチョコ…」
「そうすっよ。10代目のチョコを一体…誰にッ!!」
「いっ…いや…はっ…はは…ひっ…雲雀さんに…;」
「「ひっ…雲雀ィィィィィィィッ!!!!?」」
「ヒィィィィッ!!」
「「雲雀に渡すぐらいならァァァァ!!」」
「うわぁぁ…;山本!!獄寺君!!なんで食べてるのぉぉぉ!!やめてよぉぉぉ!!」
ガツガツ!!
ーーーーそしてーーー今に至る……。
このまま雲雀さんにバレずに一日が終われば…
ってか…もうすぐで帰れる………ッ!!神様ッ!!仏様ッ!!こっ…このオレを…おっ…お助け……お助けぇ…ッ!!
『沢田綱吉。直ぐに応接室に来なよ。遅かったら噛み殺すから。』
………………………。グッバイ…オレのバレンタイン…グッバイ…オレの日常…。
あぁ…今から新しいの作れないよ…どーしよ〜噛み殺される…
とっ…とりあえず…行かないと…;
無念ッ!!俺…
■□■□■□■□■
コンコン…。
「入りなよ…。」
とっ…とりあえず落ち着いて…手ッ!!震えるなッ!!ふーるーえーるーなーッ!!
「失礼します…;」
「随分早かったね…。」
そりゃ!!アンタが噛み殺すって言ったからねッ!!
雲雀さんはソファに座りなよって言ってくれケーキやら紅茶やらを俺にだしてくれた。
「っで雲雀さん用っていった……」
「バレンタインチョコは?」
キーターッ!!オレ終わったッ!!
「いっ…いや…あの…」
「ないの?」
雲雀さんの空気が一瞬にして変ったよッ!!どうしようッ!!
「ないって言うか…なんというか…あると言っちゃあります。腹の中に」
「はっ…?」
あっ…不思議な顔してる…そっ…そりゃそうだよね…恋人にあげる筈のチョコが腹の中なんだもんよ…
「いっ…いや…あのですね…チョコは用意したんですが…その…雲雀さんにあげることが山本と獄寺君にバレまして……たっ…食べられました。」
チャキ…。
「ちょちょちょッ!!話しは最後まで聞いてくださいッ!!」
真っ黒な顔をしてトンファーを握る雲雀さん…。怒ることは想定してたけど話しを聞きなさいッ!!
「はやく最後まで話しなよ…」
うっわぁ…めちゃくちゃ怒ってらっしゃる…;
「い〜や〜あの〜プレゼントはオレ☆みたいな?」キラ〜ン☆
……シ〜ン……
アレ?;静かになったよ…
カッシャン…カラカラ…
あっ…トンファーが落ちた…
ガシッ!!
えっ…へっ…アレなんでオレ雲雀さんに肩掴まれてんの?
「ひっ…雲雀さん…なっ何し…んっ!!んん!!あふ!!はぁ…はぁ…」
「綱吉続きは後でね…」
キースーさーれーたー〜
ってかトンファーを持ってどちらにィィィィッ!!
「最高のバレンタインだよ…綱吉」
パタン…。
次の日…頬に怪我をした山本と獄寺君を見掛けました。
END
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
後書き〜
一日早いですが。バレンタインネタです☆いやぁ…ギャグ風に書いてみましたぁ☆この続きをですね〜また裏の方で出したいと思います(いつになるか分りませんが)
では皆様サイトをお楽しみください☆