二羽の鳥が羽ばたいて
□警察が恋人に５０の質問
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禁断のエデンの庭園様より
文体＆若干のキャラ崩壊注意
1.あー…ちょっとちょっとそこのカップルっぽいあなた達止まりなさい。
「何ですか」
「舞衣、気にするな無視しろ」
2.私はこーゆう者です。 (警察手帳を出し)
「え？なにかしました？」
「してないから行くぞ」
3.あなた達をウザバカップル罪という罪で逮捕します。
「そう、じゃあ逝こうか（笑顔で護身用のクナイを出し）」
（出た、般若舞衣）
4.嫌ですか？では、ちょっと事情聴取しますのでご協力を。
「ちょっとだけね」
「やるしかないのか…」
5.まず、二人の年齢は？
「１７だ」
「身体は１７、心はまだ１５」
「…眠ってたからな」
6.…っち。じゃあ二人性別は？
「「…っち」って何？…まぁいいわ、女」
「…男だ」
7.まぁ、どーでも良いんだけどね。
「…只でさえ周りの現状把握で忙しいっていうのに…（わなわな）」
「柔拳法…八卦六十…」
8.付き合ってからどのくらい経つ？
「ああ、そう。無視なのね。
…あれ？これなんて答えたらいいの？あたし寝てたときとか」
「別れてないから２年と少しくらいだ」
9.どっちが攻めですか？
「あたし…？」
「いや、オレだ」
10.じゃあ、受けはあなたですか？
「じゃあ、あたしでいいわ。女の子は受け身が一番らしいもの」
「男は女を引っ張っていきたい生き物だしな」
「ネジの場合、たまにやりすぎ感あるけどね」
「あのときの年齢では、な」
11.…逆でも良いじゃん。
「誰かさんが攻めたいらしいから、自重するの」
12.はいはい。じゃあ次の質問。実際に主導権を握ってるのは誰？
「あたし。だってわがままたくさん聞いてもらってるわ」
「これからはオレもたくさん聞いてもらうけどな」
「例えば？」
「…寝る部屋を、もっと近くしたいとか、ヒアシ様への挨拶に行くとか」
「…（うつむき）」
13.へー。じゃあ、攻め側さんは受け側さんの性格を教えて下さい。
「強がり、自己犠牲的」
「…的確ね、でもそんなにあたし自己犠牲的かしら？」
「…どの口がそれを言うか」
「大切な人を命を懸けて守りたい、当然の気持ちだと思わない？」
「…それでも、あんなにつらい日々はもう嫌だ」
「…うん、ごめんね」
14.それで受け側さんは攻め側さんの性格を教えて下さい。
「強いように見えて弱い、でもやっぱり強いの。
一途で…優しい、わりと前向きな人よ」
「…嬉しいことを言ってくれるな」
15.へー、そうなんですかー。んじゃあ、二人の出会いは？
「今からもう…わ、１１年前になっちゃうのね」
「日向と美瑛を挟む森で、泣いている舞衣を見つけたんだ」
16.告白は誰から？
「…ネジ、よね」
「そうだな…あのときは悪かった」
「もういいの、だってちゃんと責任取ってくれるんでしょ？」
「愚問だな」
17.じゃあ、告白の言葉を今ここで言って下さい。言わないと逮捕します。
「…どこからどこまでが告白なのかが問題だ」
「・・・え？全部？」
「…長いな」
「…別に言わなくていいわ。
だってあたしたちの宝物だもの、軽々しく人に教えられるような安い言葉じゃないわ」
18.しょぼいですね。受け側さんはこの告白にＯＫしたんですか？
「しょぼくはないわ。そしてもちろん、ＯＫよ」
19.変なカップルですね。周りからそう言われませんか？
「似合いだ、となら」
「色々あったけどね」
20.というか公認の仲ですか？
「残念なのは、それよ。
あたしは最後まで空羽から、家族からの本当の言葉をもらえなかった」
「…いや、あいつ、一度だけオレの所に来たぞ」
「え？」
「…まぁ、その話はあとでな」
（※後日書きます）