Middledream

□氷解させる愛〜第二話
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私の氷はアナタに

溶かされていく───…

剥がされていく

私の弱さを隠す鎧

****



朝眼が覚めると

なんだろうか・・・凄く騒がしい音がしていた。

「リー!先生!…ここ人の家なんだから腹筋なんかしない!!」

「「青春だ───!!」」

なんだろうか・・・五月蝿い。

てか・・・誰かいる。

うっすらと、眼を開けた。

「え・・・」

長髪の、白い肌の男の人が、私の寝ているベッドの端に座って私を見ていた。

「起きたか。すまないな五月蝿くて」

その瞳は白く紫がかっていた。

強くて、綺麗な瞳。

『・・・白がなりたかった眼をしてる・・・』

「?・・・気分でも悪いのか?」

何も話さない聖奈に男・・・日向 ネジは不思議そうに問いかけた。

慌てて聖奈が答える。

「あ、大丈夫です・・・あの・・・もしかして私を尋問する人たち・・・?」

もっと暗部とかそういうところを予想していた。

ガイとリーは聖奈に気付き腹筋を止めた。

「私は木ノ葉の気高き碧い猛獣!マイト・ガイだ・・・!」

「そして木ノ葉の美しき碧い野獣!!ロック・リーです!」

「・・・珍獣!!?」

明らかに聖奈はその姿に引いていた。

そして二人を見て聖奈は先日のことを思い出す。

「・・・先日転んだときの・・・!!」

「ん?あぁそういえばキミか!まさか依頼人だったとは!!」

別に依頼はしていない。

そして忘れていたのか・・・

聖奈は小さくため息をついた。

「あ、あたしはテンテン。呼び捨てでいいわよ^^」

「日向 ネジだ・・・」

「聖奈です、よろしくお願いします」

本当に尋問なんだろうか?

しかし優しそうな人たちだなと聖奈は思っていた・・・
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