闇の続く夜

□始まりは終わる
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   そこは闇だった。


そう言ってしまえば簡単かもしれない。

でも、それしか言いようが無かった。

果てしなく続く黒。

終わりなど無い先。

沈もうと思えばどこまででも沈めれる床。

だから手が差し伸べられたとき、すごく嬉かったんだ…

たとえその手が血に塗れてても、掴んだ先が地獄でも…
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