お題

□2.何なんだそのコレクション
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うおおおおおお!!

朝っぱらから男子が煩い。
十代目が何の騒ぎだろうね、とびっくりなされている。


「いいのかよ山本〜!菊桃桜コレクション!」

「おう!捨てるのもったいねーし助かるぜ」


勿論中心にいるのは野球バカだ。
いつもの如く野球バカと愉快な野球ヤロウ達だ。

十代目が、いつも元気だよねー、と笑ってらっしゃる。
そうですかね。煩わしいだけのように自分は思えます。


「何だよー!次は何コレクションしてんの?モデルのツバサちゃんとか?」

「んー、もっと可愛いくて美人だぜ」

「誰だよー!そんな子いたっけか?」

「うん。ごく「あああああああああ!」


叫んで机を叩き立ち上がったら、静まり返る教室。
俺はギッと山本を睨むと、山本はへら、と笑って手を振りやがった。

もう怒りを通り越して呆れた。
見事に脚からへなへなと脱力して、机にうつ伏せる。
十代目が隣で、獄寺君大変だね、と呟くので、はい…、と情けない声を返した。




オマケ(山本とツナ)


「気になったんだけど、獄寺君コレクションって何?」

「んー?ハハハ、気になる?」

「う〜ん…(正直あんま興味ないけど)」

「獄寺の写真は勿論なんだけど、髪の毛とか、飲み終わったペットボトルとか、獄寺の下着とか、煙草の吸殻とか…」

「うん。もうそれ以上聞きたくないかな」
(山本…。それ犯罪ギリギリだよ!)


もう二度と余計な詮索はしないと誓った綱吉でした。



End

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