愉快な日常

□17
2ページ/4ページ


被服室


「は〜〜〜〜助かった〜〜」

「シンヤちゃんありがと〜〜!!いきなり出てくるんだもん、超怖かった…」

「あは…ど…どうも、ていうかこんなことでしか役にたてなくてすみません…」

「虫とか平気なの?」

「得意ではないですけど…やっつけるくらいなら……あ、でも唯一ダメなのが」


すると何かが横に降りてきた


「いや――――――――――ッ!!!


クモおおおおおおおおお!!!」

「なんだ、ちっちゃいクモじゃない」

「シンヤちゃんかわいー」



カシャ



―――――――――――

「刀哉!!元気になってよかったな―――!!」

「ホント、あの時はどうなるかと…」

「リュウキも一輝も騒ぎすぎだよ」

「俺は騒いでねぇ。リュウキがうるさいだけ」

「俺だってうるさくねーよ!ていうかよ、適当にツレ集めて全快パーティーしようぜ!!おまえん家で!岩田の兄貴も呼んで!!」

「い…いいよそんなの!!恥ずかしい。ていうかリュウキは姉ちゃんと岩田先輩に会いたいだけだろ!」

「そうだ!!兄ちゃんには会わせねーぞ!!」


カシャ




――――――――――

「よっ…と

これで全部?」

「うんvありがと―――vやっぱ藤くんは背高いから超手際いいー」

「…なんでもいいけど降りたいから離れてくれねー…?」


カシャ



――――――――――


「ニャー」

『?…猫』

「ニャーニャー」

『どうしたお前?かわいいな〜』



カシャ




――――――――――
―――――――

翌日


「なっ…なんじゃこりゃあああああ!!!」


書いてあった記事は


“無双女意外すぎる弱点”

“元不良校生徒手を組む やめられない…カツアゲ”

“睡眠王子の華麗なる…女遊び”

“2-A紳士 雨に打たれている猫を救う”



『なんで僕まで…』

「というか優の記事の内容はすごくいいね…」

『雨なんて降ってないんだけど…』

「ていうか、一輝くん載ってるね」

『…ほんとだ』

「岩田の兄貴!行きますよ!!」

『え、僕は…』

「ほらほら行くよ!」

『か…一輝も?』




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ