愉快な日常
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被服室
「は〜〜〜〜助かった〜〜」
「シンヤちゃんありがと〜〜!!いきなり出てくるんだもん、超怖かった…」
「あは…ど…どうも、ていうかこんなことでしか役にたてなくてすみません…」
「虫とか平気なの?」
「得意ではないですけど…やっつけるくらいなら……あ、でも唯一ダメなのが」
すると何かが横に降りてきた
「いや――――――――――ッ!!!
クモおおおおおおおおお!!!」
「なんだ、ちっちゃいクモじゃない」
「シンヤちゃんかわいー」
カシャ
―――――――――――
「刀哉!!元気になってよかったな―――!!」
「ホント、あの時はどうなるかと…」
「リュウキも一輝も騒ぎすぎだよ」
「俺は騒いでねぇ。リュウキがうるさいだけ」
「俺だってうるさくねーよ!ていうかよ、適当にツレ集めて全快パーティーしようぜ!!おまえん家で!岩田の兄貴も呼んで!!」
「い…いいよそんなの!!恥ずかしい。ていうかリュウキは姉ちゃんと岩田先輩に会いたいだけだろ!」
「そうだ!!兄ちゃんには会わせねーぞ!!」
カシャ
――――――――――
「よっ…と
これで全部?」
「うんvありがと―――vやっぱ藤くんは背高いから超手際いいー」
「…なんでもいいけど降りたいから離れてくれねー…?」
カシャ
――――――――――
「ニャー」
『?…猫』
「ニャーニャー」
『どうしたお前?かわいいな〜』
カシャ
――――――――――
―――――――
翌日
「なっ…なんじゃこりゃあああああ!!!」
書いてあった記事は
“無双女意外すぎる弱点”
“元不良校生徒手を組む やめられない…カツアゲ”
“睡眠王子の華麗なる…女遊び”
“2-A紳士 雨に打たれている猫を救う”
『なんで僕まで…』
「というか優の記事の内容はすごくいいね…」
『雨なんて降ってないんだけど…』
「ていうか、一輝くん載ってるね」
『…ほんとだ』
「岩田の兄貴!行きますよ!!」
『え、僕は…』
「ほらほら行くよ!」
『か…一輝も?』
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