愉快な日常

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「(なんて力だ…まずい…!強引に引きはがせばこの人たちも無事では済まない。“夢”欲しさに…ここまで……!!)」




グシャッ


三途川先生はヒールで容赦なく顔面に蹴りを入れた


「!!三途…」

『痛そ……』

「この甘ったれが!!何を躊躇してる!!?亡者もろとも救いたければ余計な気を回すんじゃない。あれは君にしか倒せんのだ!!


鏑木さん、岩田くん、君たちも手加減などするな、荒療治だと思え!!」

「は…はい!!」

『はは…もうやってますよ…!でもこの数…』

「きっ…キリがない…!!」

【………これはいけませんね………どれ…】




するといきなり周りが黒に侵食されていった


「!?」

『あれ?』

「え…」

「こ…ここは」


するとあの少年がまた出てきた


周りには誰もいない。どうやら皆バラバラになったみたいだ



【あなた方、皆一度は訪れたでしょう。“Wishing”の登録画面です。ここでWishingはあなたの精神から情報を読み取り…普段意識しようとしていまいとあなたが心から望む夢の世界を実現させる…“夢を見せる”…それがWishing。わたしの能力なんです。つまりね………


“逆”

遠い日のあなたが…奥底に閉じ込めた恐怖…失意、絶望。これより始まるのはWishingが解析したあなたが心から望まないの悪夢です。…夢に捕われた哀れな私の観客たち…あのままでは彼らがあなたがたを殺してしまいかねませんでした…こんな脆弱なエラーのために、あの子たちに罪を犯させるのは可哀想ですから…






さあ…いつまで耐えられますかね…】














すると、意識が少し遠退いた









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