愉快な日常

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『…………』



目を覚ますとそこは


高原が広がっていた




『何…ここ』




周りを見渡すが建物も何もなく


ただただ高原が広がっていた




何もできないのでとりあえず寝転がり再び目を閉じた












──────────
───────


時刻は夜11時


急に僕の部屋のドアが開いた


「郁!!」

「「郁兄!!」」

「わぁっ!!え?雄樹兄さんと一輝くん、柑那ちゃん!?」


三人とも息が荒い

どうしたのだろうか


「…っ優、知らねぇか?」

「え?知りませんけど…」

「そうか……」

「あの、何かあったんですか?」

「………」

「実は、優姉が…」

「……











帰ってこないんだ」

「え!?」

「例え遅くても9時30分までには帰ってきてたんだ…でもここまで遅いとさすがに…」

「……優姉、私たちの事嫌いになっちゃったのかな…」

「え?」

「だって毎回毎回一輝とケンカして、止めるのは優姉で…

いつまでも私たちに振り回されて…」

「………」


なんとなくだが二人は涙目だ


「うぅっ…優姉…」

「……柑那、一輝」



すると雄樹さんは二人を抱き寄せて頭を撫で宥めた




「こんな時間に悪かったな、郁。明日も学校だろ?早く寝ろよ」

「…あ…」


そうして3人はでていった


「やっぱ雄樹さんはお兄さんだな…」

「お兄ちゃんもあんなふーになってくれればいいのにね」

「なりたいね………


って頼子!!?」





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