愉快な日常
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「えっ…三途川先生に会ったの!?学校で!?」
「なんだえらい食い付きいいな…アシタバあの女知ってんの?」
「あ…う、うん」
先程麓介が保健室から帰ってき、あった出来事を話した
なんでも三途川先生がハデス先生に会いに来たらしい
郁は保健室覗いてから行くよ!といって保健室へ向かった
「優は行かねぇのか?」
『なに、行ってほしいの?』
「そういう意味じゃねーけど…」
じゃあどういう意味だ、なんて聞いたら別にと返された
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『あ』
「どうしたの?」
『和樹にお弁当渡しにいかなきゃ…行ってくる』
「あ、兄貴!!」
『リュウキ!和樹いる?』
「兄ちゃん?」
『あ、和樹。今日弁当忘れただろ。今度からは気を付けてね』
「あ。サンキュー!」
『そういえば今日刀哉は一緒じゃないんだ?』
すると二人は顔を見合わせ言った
「学校には来てるんスけど」
「様子がおかしいっていうか…」
『おかしい…?』
「実はさっき刀哉のねーちゃんが来たんだ」
『シンヤが?』
「なんか刀哉、昨日は家に帰らなかったみたいで、怒られてたんだ」
「中学で朝帰りなんてフツーっすよね?」
「『それは違うと思う』」
「え…」
『でも意外だな…(あの刀哉が無断外泊なんて…何かあったのかな?)』
「ま、それ以来どっかに行っちゃったってワケさ」
『わかった。なんかありがとな』
「いーえ」
「兄貴のやくにたてて光栄です!」
放課後あたり跡をつけるか…
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