愉快な日常

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『あ、みかんだ。食べてもいいですか?』

「いいよ。まだまだあるからどんどん食べてね」



ある日の休み時間いつものメンバーで保健室へときていた



『おいしー…』

といいながらみかんを口にいれた瞬間


「邪魔するぜ!!」


凄い勢いよく保健室のドアが開いた

あまりにも音が大きすぎて驚いた拍子にみかんをのどにつまらせてしまった


『ゴフッ…』

「だ、大丈夫?」


ドアに視線を向けるとそこにいたのは




「「「『(不良!!!)』」」」



でした



「(あれヒラ学の制服じゃねーか)」

「(な…なんでちがう学校の人が…)」

「(なんかメンドくさそーなやつ…)」

『(みかんをのどに詰まらせたの初めて……)』

「(え?今言うことι?)」

「ここ根城にしてる鏑木ってヤローがいんだろ。知ってたら教えな。確か髪が長くて長身の…」



あ。ハデス先生


「ん!?」

「ど…どうしたらいいんだ…個人的には君の来訪を熱烈に歓迎したいけど…他校の生徒は帰すべき所へ返すのが教員のつとめ……」

「うわっ!!?」


先生は不良の肩を掴みカタカタと震えながら言った

まあ、当然不良は驚いたんだけど


すると先生は少し悩んで


「くっ…いいか…教頭先生にばれなければ……あらためてようこそ。保健室へ」

『いや、招いちゃだめだと…』

「なっな…な…!!!」



先生、不良くん顔色悪いよ。出番だよ



「“長身長髪”…ま…まさか…テメーが…






てめーが鏑木かァ!!!」


シンヤ?というか


『うるさい…』

「比良坂学園一年!!妹尾龍黄!!!テメーに全滅させられたウチの兄貴らに代わって…お礼参りに来てやったぜ!!返し刃ぁ!!!」

『そういえば前に根田切区の学校潰したとか話し出たよね〜』

「鏑木さんが来た時だっけ?」

「ヒラ学の事だったんだな」





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