愉快な日常
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〜放課後〜
「今日も疲れたね〜」
『………』
「?優?」
すると優は急に力無く倒れた
「えっ…ちょ、優…!?」
すると美作くんが走ってきた
「ど…どうしたの?そんな慌てて…」
「ふ…ふ…
藤が死んだ」
「え―――――!!?
はっ!というか優も…!」
とりあえず僕らは二人を保健室まで運ぶことにした
──────────
──────
『麓介ー…一体どうなってんのさ…』
「俺に聞くなっ!」
あーあーあー…
これは相当やられてるな…精神的に……
『(まぁ僕も麓介のこと言えないんだけどね…)』
僕らはとりあえず校内を動き回る
そして保健室へと辿り着いた
「………」
『唯一の頼みの綱だけど………』
すると麓介は先生が水を入れ換えようとした花をとり、先生の鼻やら耳やらに挿した
『ぶっ…』
思わず吹いてしまった
生でみるとヤバイよコレは。うん。
ていうか痛くないのかね?
『ここまでして無反応…』
「クソ…さっさと気づいてなんとかしろよ。得意だろこういうの…」
現在の時刻11時10分
さっきは午後の4時だったし…短針が10から4以外の数字を指さない
日は暮れても夜を飛ばして昼になる
機械みたいに動く人間…
『同じ時間帯を繰り返されてるとしか思えない──』
「お前エスパー!?」
『へ?なんで?』
「いや、だって…(俺が言おうとしてたことだし…)」
ダメだ…
「アホらし…まだ俺の夢っつー方が納得できるわ
ていうかそうであってくれ…もう限界だ
これは夢、これは夢、これは…」
『麓介…』
しゃがんでしまった麓介の肩に手を置く
普通に触れる…
本物…
ということは…夢、じゃないのか…
僕も藤の横でそのまましゃがむ
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