タロー
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ある昼下がり
バキッバリバリバリ
「助けて〜」
タローの情けない声が聞こえる、既におおよそ予想はつくものの一応見に行ってやると
「お前…、またか。」
「うぅ。」
半分泣いてるようだが今月に入って既に五回、流石のご主人様も黙ってはいないだろう、
…でもこの前ご主人様、張り替えが得意になったとか喜んでたな。
大型の馬鹿犬の定番!網戸破り(笑)でも此処のご主人様はものともしません、寧ろはまって動けなくなったタローの尻尾をいじったり、ピンッと張れたときの喜びの方が強いとか、かなりの変わり者です。
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