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「見て!今日はこれ持って来たんだ!」

「何だ、そのペンギンは」

「かき氷機だよ」

「ぬぅ」

「庵ん、氷貰うよ」

「おい名無し、冷蔵庫は三秒以上開けるなよ」

「はいはい」




「削りまーす」

「早くしろ」

「あれ、固っ。チキショウ削れやしねえ」

「早くしろ(かき氷食べたい)」

「うるさいな変な髪型のクセに」

「ぬぅぅ」

「変わってよ」

「……仕方無い」



「凄い凄い!もう一人分出来ちゃったよ」

「ざっとこんなもんだ」

「はいはい、本気で頑張ってね」

「…遊びは終わりだ!削れ!食え!そして死ね!」

「あはははははははははは!」

「出来たぞ」

「庵、何味が良い?私はブルーハワイね」

「イチゴだ」

「……似合わないな」



「美味しいね」

「暑さで上がった体温が下がっていくようだな」

「……うん、そうだね(何だコイツは)」

「名無し。また作りに来ても良いぞ」

「うん。また来るね」







(また名無しと会う約束が出来たな)








→後書き

暑さという気候のマジックの第二弾。

八神庵はかき氷を食べないと思う。ましてやイチゴ味だなんて恐ろしい。

私はブルーハワイが一番好きです。



 

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