D灰・リボーン夢《相馬 侑》
□壊滅的会議遂行中?A
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壊滅的会議
遂行中?A
とある時空の、
とある空間での会議。
周りは、
ただ白いだけの場所。
その場所にいる三人とは、
とても不釣り合いな色。
「ぁ、アレンだぁ−vV」
「ぇ?
ぁ、ロードですか
君も此処にいたんだ」
「ねぇねぇ−、
此処どこなのかなぁ?」
「さぁ、
一体どこなんでしょう」
「ぇ−、アレンにも
わかんないのぉ−?」
「えぇι
僕は、なんでも知ってるわけじゃないですからι」
「そっかぁ−
それにしても、
此処、真っ白いねぇ−vV」
「そうですねι」
「でも、僕の空間とは、
やっぱり、なんかちょっと違うみたいな感じ−」
「はぁι
一体此処は、
何なんでしょうか……。」
「一応、幻覚ではないようですけどね」
「「…………?」」
「…………」
「「誰?」」
「君達こそ、
見た事ない顔ですね?」
「ボクはロ−ドキャメロットだよぉ−」
「アレンウォ−カ−です」
「そうですかw
僕は六道骸です」
「変な名前ぇ−」
「コラッ!!
そんなこと、
思ってても言っちゃいけませんよ(黒」
「はぁ−いvV(黒」
「ウォーカー君は、
優しそうな顔しておいて、
心、黒いんですね−ι」
「ぇ?
なんでしょうか?(黒」
「いえ、
なんでもないです」
「あのさ−、
ムック−はなんでこんなとこにいるのぉ?」
「(ぇ、ムック−?)
僕ですか?
僕は………、」
「「…………」」
「僕は………、
気がついたら此処ににいたんですよ」
「なぁんだ−
ボクたちと同じかぁ−」
「はぁι
なんか知ってるかも
って思って、
一応、少しは期待してたんですけどねぇ(黒」
「そうだねぇ−(黒
やっぱ、アレンの言う通りだよぉvV」
「今現在僕の前でいじめが起こってますよ」
「いじめ?どこで−?」
「………」
「ほらロード、
やめなさい。
きっとこの人は、
被害妄想ばっかしてしまう淋しくて友達がいない人なんですよ(ボソッ」
「ねぇねぇ、
被害妄想って?(ボソッ」
「被害を加えられていると思い込んでしまう事や、
被害加えられると勘違いして怖がってしまう事ですよ(ボソッ」
「へぇ−vV
そぉなんだぁ−vV(黒」
「二人とも、
小声でなにか言いませんでしたか?」
「気のせいですよ(黒」
「そ−だよぉ−vV(黒」
「そうですかι
(黒い、どす黒い。
二人の後ろに、
真っ黒でどす黒いオーラが見える……気がします。)」
「それより、
なんでボク達、此処にいるんだろうねぇ」
「えぇ、
なんでこんなところに…」
「あれ?」
「どうしたんですか、六道君?」
「いや、
向こうのほうに
なにかが見えるような気が
するんですがι」
「ムックーの気のせいじゃないのぉ?」
「そうですか?
やっぱり最近、
疲れてるんですかねぇ」
「六道君の勘違いではないようですよ?」
「遠くて、なんだかよくわからないんですけど、
僕にも見えますι」
「そぅ?」
「えぇ。」
「行ってみよぉ−vV」
「そうですね」
「ウォーカー君と
僕にたいしての態度、
ちょっと、違いすぎませんか?」
「そんなことないよぉ」
「六道君は、
気にしすぎですよ?」
「そうですか?」
「そうですよ。」
「はぁι」
「なにかが置いてあった場所には着いたけど、
これは………?」
「ぁ、千年公の形した風船だぁvV」
「千年公……?」
「うんvV」
「しかし、
何故伯爵型の風船が?」
「ぁ、
シルクハットのとこに、
なんか、真っ黒い紙がセロテープでくっつけてあるよぉ?」
「なにか、
書いてあるようですね」
「ねぇねぇ、
アレン、読んで−vV」
「えぇ」
【こんちゃ−vV
相馬だよ−w】
「「「誰?」」」
「続けて読みますねι」
【君達三人にはね、
今から出す議題に沿った、
会議をしてもらいますvV
会議が無事に終了すれば、
今までいた世界に帰れるから、安心してね−☆】
「なにが、
安心してね−☆
ですか?!」
「でもさぁ、
なんか、ちょっとおもしろそうだよぉ−vV」
「そうですか?」
「そうだよぉvV
ムック−は全然わかってないなぁ」
「はぁι
それにしてもまた、
なんで、
こんなダサイ取り付け方なんでしょうかι」
「そうですよね(黒
やっぱり六道君もそう思います?
それにこれは、
セロテープ貼ってまで伝えるほどの価値があることなんでしょうか?(黒」
「セロテープがもったいないよぉ−(黒」
「ま、まぁ、
そんな事は置いておいて、
議題は何なのですか?」
「えーと………」
【三人には、
『腹黒撲滅機関完全抹殺』
についてを、
話し合ってもらいます☆
これに関してなら、
内容はなんでもいいから、
じゃんじゃん意見を言ってね−vV】
「「「…………」」」
「腹黒撲滅機関ってなんですか?」
「さて……。
僕も、全く聞いた事ありませんねι」
「でもさぁ、
これって、
僕たちの存在理由、
完全否定されてるような、
気がするんだよねぇι
気のせいかなぁ?」
「さぁ、
どうなんでしょう(黒」
「腹黒っておそらく、
君達の事を言ってるんでしょうねι(ボソッ」
「ムック−、
なんか言ったぁ?」
「なにか言いましたか?」
「いえ、別にι
(怖いです、この人達)」
「でもさぁ、
そんなやつら、消しちゃえばいいじゃんvV」
「まぁ、
そうですよね(黒」
「ムックーも、
そう思うでしょ−?(黒」
「ぇ?!
ぇ、ぁの、はいι
(僕は、
この人達の心の中を、
浄化してほしいです)」
「じゃぁ結論は、
『そいつら消しちゃえばいいじゃんvV』
で、いいよねぇ−(黒」
「えぇvV」
「もう、
どうにでもなれ!!」
「ムック−、
ど−したのぉ−?」
「別に…。
なんでもありませんよι
(誰か助けてください!!
この人達から、
助けてくださいよ!!)」
「じゃぁ、
もうそろそろ、
もとの場所に帰してもらえるのかなぁ?」
「えぇ。
きっと、もうそろそろ帰してもらえますよ」
「そうだねぇ−vV」
「………。
(やっと助かる、
これでやっと……。)」
とある時空の、
とある空間での会議は、
『そいつら消しちゃえばいいじゃんvV』
という結論で、
まとまったのであった☆
こうしてこの会議も、幕を閉じた。
この三人が
いつ帰れたのか、
ということは、
誰も知らないのであった。
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