銀総受け・主に土銀
□頭の中は君でいっぱい
1ページ/3ページ
「どこ行くか決めたのか?」
「いや、決めてないですぜ」
どこの大学に行くか決めろという相談。そんなのは、はなっからどうでも良いんだ。ただ二人きりでいられる時間を欲しているだけ。
「センセーイ毎回そんなことの為に呼ばなくてもいいじゃねぇですかい。別にこっちはどうも…」
「俺は教師だから言ってんだ。どうもしてないとか、何もする気ないとかそんなの分かってんだよ。だがな、大人になったら今迄通りとは違えんだ」
そんなのわかってる。今の自分にだってそんなことぐらい知ってる。長々しい説教。いつもは違うくせに。
「ねぇ先生…」
「ああ?」
どうしてそんなに…
「俺に構うんですかい?」
停止する
会話が
「べ、別に…ただ、教師としてだし、他の皆にも言ってることだし…」
じゃあ何故そんなに顔を赤らめて、目を逸らしているのか…。他の奴と同じとは言っているが言ってることと態度が矛盾してる。